初めて美術系の投稿です。興味あればよろしくお願いします。
3/27に駆け込みで東京都美術館でやっていた吉田博展を見に行きました。
元々最初展示には興味なかったんですが、「ぶらぶら美術館・博物館」というBS日テレの番組で取り上げられた回を見て興味がわきました。
今度は三重県だそうです。
私は大学の卒論(卒業したとは言ってない)で歌川国芳の浮世絵について書いたんですが、色んな書籍を読む中で「木版画のピークは江戸」という風に思っていた節がありました。ですが今回の展示を見て、そんなことはなかったと思い直し、いわゆる新版画という分野にものすごく興味が出ました。日本独自の平面的な表現から、西洋の技法を吸収して空間の表現に変わっていくのを見て、日本美術の発展をしっかり理解出来た気がします。偉そうなこと言ってしまったな。
物販にあった新版画についての本や、同じジャンルで活躍した小原古邨の作品集を衝動買いしちゃいましたね。時間見つけて勉強してみたいです。
ここからは個人的なものを基本箇条書きでお送りします。
・番組でも言ってたけど、絵で描いた方が早そうなのをあえて木版画で挑戦するあたりほんとに絵の鬼
・水面に映る風景にものすごく気合い入ってるぅ
・版木の繊細さに気が狂いそうになった(当方大雑把人間)
・夕暮れから夜の空気感が個人的に超好き
・いつか額縁に入れて飾りたい(物販で売ってたんですが、スペース的に断念)
・いくつレイヤー重ねてんだ(絵描き的視点)
※デジタルで絵を描く時、線画(浮世絵でいう輪郭線)の下に色レイヤー(浮世絵でいう色版)を重ねていくので絵の構造は浮世絵と似ています。
・集中力がえげつない。鬼。
こんな感じでまたどこか行ったときにあげていけたらなと思います。
あやしい絵展と渋谷で始まる古代エジプト展は必ず行きたい……。