だんだんを通り越してもうすでに嫌な暑さが続いてますが、いかがお過ごしでしょうか。
この季節になると忌々しいあんにゃろうの鳴き声がいたるところで響いてくることになりますね。
そう、セミです。
セミファイナルもしかりですが、自宅のベランダがガラス張りになっていたのもあって、ベランダに迷い込んだ何匹ものセミがそこで一生を終えて墓場と化す地獄が生み出されてました。洗濯物取り込むのにどれだけ覚悟したことか。
そんなセミで個人的に恐ろしい思い出があるので、またぽつぽつと書いていきたいなと思います。
中学生の夏のことでした。
いつも通り汗だくになりながら帰宅し、荷物を置いて着替えようとして2階にある子ども部屋に入ろうとした時に、目の前に不自然に置いてある紙がありました。
プリントだったとしてもここまで部屋の外に出るか?と思いつつ、めくってみたわけです。
いたんですよ、あいつ。汗が一瞬で引きました。
うちには猫がいたのもあって、おそらくベランダからテイクアウトしてきたものだなと。いやテイクアウトしてくんな。きつい。
とりあえず踏まないようにどうにか部屋に入って、ひゃーとなりつつ服脱いでトイレに入ったわけです。
そしたら急に音がしてきました。
ジッ!
家の中にあるものからこんな音が出るのはもうあいつしかいないわけで。まさか部屋の中飛び回ってんのかと。そしたら私トイレから一生出れんぞと。
覚悟決めて出てみたら、そんなことは起きておらず。
あーよかったとなりながら部屋に戻ると、あいつを隠してたはずの紙から膨らみが消えてまして。
まさか猫、やりおったか……?
しかし周辺を探してもそいつは見つからなかったので、親か妹あたりが外に逃したのかと考えてみとりあえず一難去りました。
ここまででもなかなかに嫌な事件ですが、話は約一年後に飛んで続きがあります。
たぶん夏休みで、その日分の塾や学校の宿題を終えてから妹とWiiしようと話になり、スペースを作るために畳まれてた洗濯物をどけてました。
そんな時にカツンと何かが当たる感触。
思い当たるものもなく、何だと思って服を除けたわけです。
叫びましたね。
まさかあの時のあいつが埋まってるとも思わないじゃないですか。
もちろん綺麗に死んでましたが、ほんとに外傷(脚が取れたとか)なしに死んでたのでさらに謎が深くなる。猫が仕留めたとしたら、多少分解されててもおかしくないので。
たとえ死んでいようがほんとにあいつ触るのは無理なので、私より耐性のある妹にお願いして外にポーイしてもらいました。確かそう。
そんな夏の怪奇事件でした。
でも今年初のセミの声聞いたの、先週箱根神社行った時のヒグラシくらいです。おかしいな。
ではではここらで。